■まず基本の違い
- 撤去打ち替え
→ 既存シーリングをすべて撤去し、新しく充填する方法
→ 目地を“リセット”する工法 - 増し打ち
→ 既存シーリングを撤去せず、その上から充填する方法
→ 既存を“残したまま補修する工法”
現場的に重要なのは、「作業方法の違い」ではなく次の点です。
① 防水性能の回復レベルが違う
- 撤去打ち替え:防水性能をほぼ新築レベルに近づける
- 増し打ち:表面補修・延命レベル
② 劣化リスクの“リセット可否”
- 撤去打ち替え:劣化したシール・内部の隙間を除去できる
- 増し打ち:劣化部分が内部に残る(リスク温存)
③ 密着性と耐久性
- 撤去打ち替え:新材が健全な下地に密着 → 長期安定
- 増し打ち:既存材の状態に依存 → 剥離リスクあり
撤去打ち替えが基本になるケース
- ・築10年前後以上
- ・ひび割れ・剥離・肉やせあり
- ・雨漏りリスクがある
- ・外壁塗装と同時施工
👉 標準工法(基本はこちら)
増し打ちが許容されるケース
- ・劣化がごく軽微
- ・応急処置が目的
- ・目地撤去が困難な部位(例:一部サッシ周りなど)
👉 限定的な補修工法
■まとめ
「撤去打ち替え=構造的な防水性能を回復する工事」
「増し打ち=既存防水の延命・補助的補修」










