ノンアスベストのスレート屋根(いわゆる初期のノンアスベスト屋根材)は、製品によっては経年劣化によりひび割れや層間剥離、強度低下が起こりやすいものがあります。そのため、単なる塗装では根本的な補修にならないケースが多い点が特徴です。
そのため、効果的な対策は主に以下の2つになります。
- カバー工法(重ね葺き)
既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい軽量屋根材(ガルバリウム鋼板など)を施工する方法です。
既存屋根の撤去費用が不要で工期も短く、廃材も少ないため、現実的で採用されることが多い工法です。ただし、下地の劣化が進んでいないことが条件になります。
- 葺き替え工事
既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しく作り直す方法です。
屋根下地(野地板など)の状態まで確認・補修できるため、最も確実で長期耐久性の高い対策です。劣化が進行している場合や長期使用を前提とする場合に適しています。
つまり、ノンアスベスト屋根への対策は「劣化状況」と「今後の使用年数」によって最適解が変わり、
軽度〜中程度の劣化ならカバー工法、下地劣化がある場合や根本改修なら葺き替えが推奨されます。